大仏奉賛会

活動のご紹介

このページでは、2019年4月から2020年3月までの1年間、一般社団法人大仏奉賛会が主催した催しをご紹介しています。

2019年(平成31年)4月~2020年(令和元年)3月

1.第35回東大寺文化講演会

小林達雄氏

 令和元年年5月25日(土)、午後1時から東京・有楽町朝日ホールで大仏奉賛会と東大寺が主催し、朝日新聞社の後援で開催した。
 第1部は國學院大學名誉教授・新潟県立歴史博物館名誉教授の小林 達雄(こばやし たつお)氏が「縄文人の弁明」と題して講演。日本文化の基層には縄文がある。自然から食料と資材を獲得して自然との共存共生のゆるぎない関係を維持してきた文化的遺伝子が今日まで継承されてきているのだ。自然環境の破壊を招いている今、まさに縄文精神を振り返る必要があると説かれた。



浦西勉氏

 第2部は前龍谷大学教授(文学博士)の浦西 勉(うらにし つとむ)氏が「江戸時代前期の仏教と地域社会の信仰 ―中世仏教文化の終焉と継承―」と題して講演。仏教文化の地域社会への浸透過程で、「地域」に住む人々の宗教には、仏教文化と村落共同体の文化との交流に長い歴史的経験が大きく横たわっている。宮座(みやざ:氏神の神事を行う祭祀集団)、オコナイ(行事)、芸能、供物(神饌)は中世から寺院が培ってきた仏教文化を「地域」に住む人々が自分たちの文化として今日まで継承されたものが多いと説かれた。

2.大仏さま秋のまつり

 10月15日(火)は大仏さんの造顕発願の日に当たるため、東大寺では午前10時から 「大仏さま秋のまつり」が開催された。法要の冒頭に大仏奉賛会では、奈良県合唱連盟の協力のもと100人の女声コーラスによる、團伊玖磨作曲、堀口大学作詞の「盧舎那仏讃歌」を奉納した。

3.第18回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS)

 11月23日(土)、24日(日)の2日間、東大寺総合文化センター金鐘ホールで「東大寺と行基菩薩」をテーマに開催した。
 第1日目は東大寺史研究所・栄原永遠男氏の基調講演「行基集団の活動と律令国家」、続いて花園大学名誉教授・小林圓照氏の特別講演「善き人・善き友から<知識>の行基さんへ」が行われた。
 第2日目は京都府立大学・菱田哲郎氏の「行基菩薩の考古学」、奈良国立博物館・吉澤悟氏の「行基墓誌断片からみた行基集団」、近畿大学・松岡久美子氏の「重源と行基菩薩―「南無阿弥陀仏作善集」所載の行基菩薩像を手掛かりにー」、龍谷大学・大谷由香氏の「中世律宗復興の中の行基」、岡山大学名誉教授・久野修義氏の「中世の行基菩薩と東大寺 ―四聖と行基舎利をめぐってー」のテーマで研究報告が行われた。最後に東京大学・蓑輪顕量氏の司会で、報告者の総合討論が締めくくられた。

4.第38回東大寺現代仏教講演会

渡辺一枝氏

 11月30日(土)午後1時30分から東大寺総合文化センター金鍾ホールで、大仏奉賛会と東大寺が主催、朝日新聞社の後援で開催した。
 第1部は、作家の渡辺 一枝(わたなべ いちえ)氏による「チベットから考える日本そして私たち」と題して講演。海に囲まれた日本と、山に囲まれたチベットは、ほぼ同じくらい長い歴史を持ち、ほぼ同じ時期に仏教がもたらされた。自然環境は大きく異なるものの、ともに鎖国の時代があり人々の暮らしぶりや考え方にも似ている点が多々あった。中国に併合された現代チベットから日本の私たちが抱える問題を考えてみたいと話した。



夢枕獏氏

 第2部は作家の夢枕 獏(ゆめまくら ばく)氏が「縄文と俳句と仏教と」と題して講演。小説を書くときに「日本の古い神って、何よ」を突き詰めて調べると、縄文人の信仰に行き着きました。全ての物の中に神が宿っているとういう考え方があり、それを受け継いでいるのが俳句の季語ではないか。例えば「山笑う」というのは春の季語です。擬人化以上の存在感として「あっ、山が笑っている」これは縄文人の感覚で、そういう季語がいっぱいあります。この数年は俳句に関することを考えていますと話した。

5.東大寺“細”発見

 東大寺“細”発見は、会員の皆さんにより東大寺を知ってもらい、会員以外の方々には大仏奉賛会の魅力を知っていただくことを目的に始めた。第3回目の今回は、11月9日(土)に開催。午前の部(10時~正午)と午後の部(午後2時~4時)の2回を行いました。いずれの部も定員50人の方々に参加していただいた。
 今回は、転害門から正倉院、大湯屋、俊乗堂を回った。転害門と手向山八幡宮の関係や、東大寺大仏殿北側の講堂跡では、かつて巨大なお堂があり三度にわたり消失したこと、大湯屋はかけ湯かサウナのような使い方をされていたことなど、上司永照教学執事の時代背景を交えた説明で、当時の様子を思い描きながらの楽しい時間となった。最後に重源上人坐像が安置されている俊乗堂で、参加者たちは上司教学執事の導きのもと、読経して思い思いに祈りをささげた。
 二月堂周辺の修二会で使用される宿所などを見学し、その施設の中ではどのような“行”が行われているのか、上司教学執事に説明してもらった。
 この“細”発見は、日常的に入ることができないお堂や施設を見学させてもらえます。

6.「修二会」講座

 大仏奉賛会は、修二会の歴史や法会の内容等を理解してもらうことを目的に、修二会期間中の3月5日(木)、東大寺の協力を得て修二会講座を開催した。
 今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で縮小の形で開催した。北河原公敬東大寺長老に経験を交えた修二会の総括的な講演をしていただいた。座学後は二月堂で松明が上がるのを見学した。

7.売店

 大仏奉賛会の売店は、メダルを販売する店舗と、書籍を販売する2店舗が大仏さまの光背を見ながら営業している。
 1店舗は大仏殿拝観記念のメダルと狹川普文管長デザインのTシャツを販売し、もう一店舗は東大寺関係の書籍、糊こぼし椿(良弁椿)鈴、鬼瓦文鎮、散華の他、Tシャツ、トートバッグの販売を行っている。

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