大仏奉賛会

活動のご紹介

このページでは、2018年4月から2019年3月までの1年間、一般社団法人大仏奉賛会が主催した催しをご紹介しています。

2018(平成30)年4月~2019(平成31)年3月

1.第34回東大寺文化講演会

松本紘氏

 平成30年5月26日(土)、午後1時から東京・有楽町朝日ホールで大仏奉賛会と東大寺が 主催し、朝日新聞社の後援で開催した。

 第1部は国立研究開発法人理化学研究所・理事長の松本紘(まつもと ひろし)氏が「人と科学と未科学」と題して、『科学と思想というのは、相互越境が一番重要で、宗教家も思想家も科学の世界にもっと踏み込んで、批判なり、自分で理解するなりしてもらわないといけない。人間は、どうしても安易な方向に流れるので、常に両方からアクセスしないといけないと思っている。人が中心で、科学と宗教、科学と哲学、この三位一体でやっていかないと、化学も迷える羊になるし、宗教も科学的な見地をもう少し利用しないといけないのではないか』と話した。

里中満智子氏
 第2部は里中満智子氏が「ブッダをめぐる人々」と題して、『紀元前に生きた顔も知らないブッダという人。私たちが小さいころから馴染んでいる東アジア圏の仏像は、東アジアの顔をしている。北インドの人の顔ではありません。ガンダーラ美術を見ると、ペルシャ系の顔をしている。だから形ではないと思うが、人間というのは弱いものだから、仏像があればどちらに向かって拝めばいいのか、拝む対象が分かりやすい』などと話した。

2.大仏さま秋のまつり

 10月15日(日)は大仏さんの造顕発願の日に当たるため、東大寺では午前10時から 「大仏さま秋のまつり」が開催された。法要の冒頭に大仏奉賛会では、奈良県合唱連盟の協力のもと100人の女声コーラスによる、團伊玖磨作曲、堀口大学作詞の「盧舎那仏讃歌」を奉納した。

3.第37回東大寺現代仏教講演会

熊谷光洋氏

 第37回「東大寺現代仏教講演会」は、11月10日(土)午後1時30分から東大寺総合文化センター金鍾ホールで、大仏奉賛会と東大寺が主催し、朝日新聞社の後援で開催し た。

 第1部は、陸前高田市の普門寺住職・熊谷光洋氏が「善は急げ 人柄の時代」と題して講演。『私は東日本大震災の時に東大寺学園の方々が普門寺に宿泊しながらボランティア活動をしてくださり、そのご縁が今日に繋がっている。人柄というのはこの頃降ってわいたように出てきたのかというと、決してそうではない。遠く2500年前にお釈迦さまが教えを説いたときに、それが一番重要だということを話している。お釈迦さまの教えをインドの国王が聞いて精舎を建て、お釈迦さまのお説教の場を作った。そこで聞いた話を自国民に伝える。そしてみんなが平和になるようにということが、国を治める人たちに最も需要なことだ』と話した。

北村正昭氏
 第2部は、奈良市の若草中学校元教諭の北村正昭氏が「多聞城と大仏殿の戦い」と題して、多聞城を築城した松永久秀という人物像を別の観点から話された。「戦国一の大悪人と言われながらも、築城の名人だとも言われている。それも先進性豊かな、これからの時代のお城はこうあるべきだと考えて、お城を造っている。いろいろな意味で先進性の豊かな人物だ。そして茶室を造り、能舞台を造って当時の一流の文化人と交流をするという高い美意識を持った文化人であった。だからこそ、織田信長が再利用するほどの多聞城を築けた。それは美意識のない者には造れない、という点で、松永久秀の人物像につながるのではないかと考える』と人物評価を行った。

4.第17回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS)

 東大寺と共催する第17回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS)は、11月24日(土)、25日(日)の2日間、東大寺総合文化センター金鐘ホールで開催した。

 1日目の24日(土)は、上智大学大学院実践宗教学研究科教授・島薗進氏の基調講演「近代仏教の見直しと東大寺」が行われ、続いて金峯山寺長臈・田中利典氏の特別講演「明治期における神仏分離と修験道」が行われ、続いて東大寺長老・狹川宗玄氏の特別講話「東大寺に残る神仏習合」が行われた。

 2日目は、4氏による研究報告が行われた。京都大学の谷川譲氏は「明治新政府の仏教政策とその波及について」、東京国立博物館の田良島哲氏は「文化財写真の資料的意義-明治時代の奈良の調査を中心に-」、天理大学の黒岩康博氏は「近代南都と奈良博覧会」、東大寺史研究所の坂東俊彦氏の「近世近代移行期の東大寺-組織と寺宝管理を中心に-」の研究報告が行われました。最後に、奈良文化財研究所の吉川聡氏を司会に、報告者による総合討論で締めくくられた。

5.東大寺“細”発見

 東大寺“細”発見は、会員の皆さんにより東大寺を知ってもらい、会員以外の方々には大仏奉賛会の魅力を知っていただくことを目的に始めた。第2回目の今回は、11月17日(土)に開催。午前の部(10時30分~午後12時30分)と午後の部(2時~4時)の2回、行いました。いずれの部も定員50人の方々に参加していただいた。

 今回は、二月堂周辺の修二会で使用される宿所などを見学し、その施設の中ではどのような“行”が行われているのか、上司教学執事に説明してもらった。この“細”発見は、日常的に入ることができないお堂や施設を見学させてもらえます。”細”発見の模様は朝日新聞で報道されるため、大仏奉賛会の会員拡大に繋がっている。

6.「修二会」講座

 大仏奉賛会は、修二会の歴史や法会の内容等を理解してもらうことを目的に、修二会の 期間中の3月5日(火)と6日(水)の2日間、東大寺の協力を得て修二会講座を開催した。

 5日は朝日カルチャーセンター(大阪)に募集などの業務を委託し、6日は朝日旅行(東京)に委託した。いずれも当日は、北河原公敬東大寺長老に経験も交えた修二会の総括的な講演をしていただいた。座学後は、二月堂で松明の上堂を見学した後、お堂や局で声明の聴聞を行った。

7.売店

 大仏奉賛会は、大仏殿中門横の東回廊で売店を営業していたが、平成31年1月に大仏殿内に移動した。店舗は従来と同様、メダルを販売する店舗と、書籍を販売する2店舗が大仏さんの背中を見ながらの営業だ。 1店舗は大仏殿拝観記念のメダルと狹川普文管長デザインのTシャツを販売し、もう一店舗は、東大寺関係の書籍や散華の他、Tシャツ・トートバックの販売を行っている。

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