大仏奉賛会

活動のご紹介

このページでは、2016年4月から2017年3月まで、一般社団法人大仏奉賛会が主催した催しをご紹介しています。

2016年4月〜2017年3月

1.第32回東大寺文化講演会

平成28年5月28日(土)、午後1時から東京・有楽町朝日ホールで東大寺と共催し、朝日新聞社の後援で開催した。

第1部は奈良大学文学部教授・上野誠氏が「大愚、山上憶良」と題し、聖武天皇の侍講(じこう=家庭教師)になった万葉歌人・山上憶良について語られた。「聖武天皇が1歳前に亡くなった長男の基(もとい)皇子を供養し、多くの人を救う心で東大寺の大仏造顕を発願された背景には、憶良の考え方の影響がある」などと論じた。

第2部は、兵庫県立大学名誉教授・岡田眞水氏が「聖武天皇の環境政策〜国分寺・大仏建立の背景〜」と題し、聖武天皇の思想や政策を分析された。「寒冷期から温暖期に移る8世紀前半に相次いだ天災や疫病に対し、聖武天皇は自分の不徳ととらえて身を慎み、仏教を政治の軸に据えた」「華厳経は誰もが誰かに生かされていることや、人と環境の関係の大切さを説く。その繋がりを大事にするため、聖武天皇は庶民の力を合わせて大仏を造営した」と述べた。



奈良大学文学部教授 上野誠氏

兵庫県立大学名誉教授 岡田眞水氏

2.特別文化講演会「お水取りと練行衆―東大寺声明の響き―」

9月3日(土)午後1時30分から東京・有楽町朝日ホールで、佐藤道子さんの功績をたたえ、大仏奉賛会の活動を盛り上げるため、特別文化講演会「お水取りと練行衆―東大寺声明の響き―」(東大寺、大仏奉賛会、朝日新聞社主催)を開催した。

講演会では、東京文化財研究所・名誉研究員の佐藤道子氏が女人禁制のお水取りを半世紀も研究してきた成果の一端として、「初夜でも、十一面観音の名を何度も呼んで讃える『宝号』、床に置かれた板に体を打ち付ける『五体投地』が続けられているが、他の寺ではほとんど見られない」「懺悔色が最後まで消えずに残った、古風で意味の深い法会」などと講演された。

その後、神奈川県立金沢文庫長の永村眞氏と東大大学院教授の藤井恵介氏が、それぞれの研究成果を講演された。

講演の前後には、長老を含む14人の僧侶が参加し、本番前の別火坊での稽古を想定した「初夜」と「後夜」の声明が会場内に響きわたった。



東京文化財研究所名誉研究員 佐藤道子氏

神奈川県立金沢文庫長 永村眞氏

東京大学大学院教授 藤井恵介氏

声明の様子

3.「大仏さま秋の祭り」で盧舎那仏讃歌を奉納

大仏造顕発願の日に当たる10月15日(土)、午前10時から大仏殿で盧舎那仏造顕発願慶讃法要が行われ、「盧舎那仏讃歌」が奈良県合唱連盟の女性100人の合唱で奉納された。

4.第35回東大寺現代仏教講演会

11月5日(土)13時30分から東大寺総合文化センター金鐘ホールで、東大寺と共催、朝日新聞社後援で開催した。

第1部は、一般社団法人淡水生物研究所の谷幸三氏が「奈良公園・東大寺境内における環境保全―動植物から観た視点―」と題した基調講演があり、谷氏は「奈良公園を約50年にわたり調査してきたが、鹿が芝を食べ、その糞を細菌や糞虫が分解して芝の養分になっている」等と解説。さらに「奈良公園の環境保全対策を立てないと、自然破壊が進行する」と提起された。

第2部は、谷氏と狹川普文東大寺別当および上司永照東大寺教学執事が加わり、3人による鼎談が行われ、奈良公園や東大寺境内の自然環境維持などについて話しあ われました。



一般社団法人淡水生物研究所 谷幸三氏

第2部の様子

5.第15回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS)

東大寺と共催するGBSは、11月26日(土)・27日(日)の2日間、東大寺総合文化センター金鐘ホールで開催された。

今年のテーマは、東大寺第59代別当の「然(ちょうねん)上人(938〜1016年)の千年の大遠忌にあたるため、「日宋交流期の東大寺―「然上人一千年大遠忌にちなんで―」だった。第1日(11月26日)は、立正大学教授・村井章介氏が「日中相互意識の中の「然」と題した基調講演で、日宋間には正式な国交がない中で、巡礼として「然を送り出した朝廷の対外意識などを解説。続いて、北河原公敬東大寺長老が「現代における東大寺の国際交流」と題した特別講話が行われ、鑑真和上坐像の中国への里帰り等の取り組みを紹介した。

第2日(27日)は、講師の先生方から「然上人についての研究発表が行われ、最後に横内裕人准教授の司会で、報告者による総合討論が行われた。






6.「茶がゆ(ごぼう)」講座

平成29年2月4日(土)午前11時から二月堂・北茶所で、修二会で練行衆が毎日の行を終えてから食べる「茶がゆ」の作り方を学んでもらい、試食する講習会を開催した。

初めに二月堂本堂で観音菩薩に焼香したのち、上司永照教学執事から修二会(お水取り)の行法について説明を聞き、厳しい法会の一端を学んでもらった。その後、東大寺図書館職員の野村輝男氏が作った茶がゆの試食と、配られたレシピにそった作り方をカメラとメモ帳に記録しながら、熱心に聞き入った。



「茶がゆ(ごぼう)」講座

7.「修二会」(お水取り)講座

3月3日(金)と7日(火)の2日間、東大寺の協力を得て、修二会の歴史や法会の内容等を理解してもらうことを目的に講座を開催した。講師は東大寺の北河原公敬 長老と元朝日新聞社編集委員の岸根一正氏にお願いしている。

座学では、お水取りの歴史や行法の目的、内容などを過去の経験を交えながら解説してもらっている。後半は二月堂を中心に、松明の見学と初夜を中心にお堂の外陣あるいは局で声明や行法の聴聞を行っている。

この講座の企画、運営は大仏奉賛会が担当し、参加者の募集などは朝日カルチャーセンター(大阪)と朝日旅行(東京)が担当している。

8.物品販売

大仏殿中門横の東回廊に大仏奉賛会の売店を設けている。東大寺関係の書籍や散華の他、Tシャツ、拝観記念用のメダル等を販売している。

現在、大仏殿は廻廊補修のため売店も東回廊の北側に移動しているが、7月31日(月)から8月5日(土)までは中門横に戻るため休業し、8月6日(日)から再開する。

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